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弔辞(ちょうじ)

  親しい友人が亡くなった時、親族から葬儀で弔辞を述べて欲しいと依頼される時があ
ります。
これはいくら親しい友人で自分が弔辞を述べたいと思っていても、依頼されない限り自
分から申し出るのはなるべくよした方がいいと思います。
ただ故人から生前依頼されていたとか、どうしても自分が弔辞を述べたいと思うときは、
葬儀の前日までに遺族の方に申し出てください。
もちろん遺族から依頼された時は、断ったりせず気持ちよく引き受けましょう。

弔辞は巻紙か奉書紙に薄墨で書くようにします。
ただ墨で書くのは苦手な方も多いでしょうし、現代では便箋に書いた弔辞を白い封筒に
入れている人も多く見受けられます。
また不祝儀ですので、何事も「重ねる」はタブーとされますので封筒は一重のものにし、表に
は「弔辞」と書いておきます。

一番悩むのは弔事の内容だと思いますが、自分の気持ちばかりを述べるのではなく、故人
の功績や長所を述べ、故人との思い出などを書くといいでしょう。
 ただし葬儀の際には忌み言葉と言って使ってはいけない、使うのを控える言葉がありま
す。
繰り返す意味や続くと言う意味の言葉は使えません。
死亡、生きるなどの言葉は「ご逝去」「ご生前」「お元気な頃」などの言葉に言い換えます。
また神式、キリスト教式の忌み言葉は「ご冥福」「往生」などの仏教に関する言葉ですので、弔辞
を書く際には気をつけましょう。

 最後に遺族の方への励まし、慰めなどを入れて締めくくり2〜3分で終われるような内
容にしておくとよいかと思います。
弔辞は故人への最後の手紙ではありますが、遺族の方が保管されますので、弔辞を読んだ
あとは封筒に入れ正面をむけて祭壇に置きます。



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